野村で8連勝!今季初ビジター6連戦平常心で挑む
首位の座は渡さない。広島は11日から敵地・東京ドームで2位巨人との首位攻防戦に臨む。先陣を切る野村祐輔投手(27)は10日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加。キャッチボールやダッシュなどで調整した。チームは開幕戦に敗れた後、1分けを挟む7連勝中。勢いを止めることなく、8連勝目の勝利を狙う。
快進撃の流れを止めるわけにはいかない。首位攻防戦の初戦に先発する野村は、軽快な動きで登板前日の調整を行った。チームは1分けを挟んで7連勝中。「ベストを出すことしか考えていない」。投手キャプテンは、平常心でG打線に挑む。
今季初となるビジター6連戦。「カードの頭をしっかり取れるようにしたい。チームが勝てるように一生懸命するだけなので」と、重要となる1戦目に全力を注ぐつもりだ。
対する巨人の先発は菅野。「相手はエースですし、最少失点で抑えられるようにしたい」。打線が好調なだけにできるだけ少ない失点で乗り切れば、勝機はつかめる。
巨人戦にはめっぽう強い。昨季は4試合に登板して3勝負けなし。「自分の投球を心掛けて投げるだけ。相手がどこであろうと投げる試合は勝てるようにしたい」と気持ちを高ぶらせた。
ジョンソンが咽頭炎で不在の中、岡田、ドラフト1位・加藤(慶大)、九里ら若手投手陣が奮闘して積み重ねてきた白星。「みんなすごくいい投球をしていた。チームはいい状況で来ているので、つなげるようにしたい」。後輩の活躍に刺激を受け、先輩としての意地を見せる。
頼れる右腕が8連勝目を挙げ、開幕ダッシュの勢いをさらに加速させる。