中田廉、逆転勝利呼び込む完璧救援 緒方監督も評価「流れ止めてくれた」
「ヤクルト4-7広島」(23日、神宮球場)
広島の中田廉投手が、逆転勝利への道を開いた。
3-4の五回1死満塁。右打者の中村を迎えた場面で出番が来た。外野フライでも1点を失う状況で中村を捕邪飛に打ち取ると、続く西田は見逃し三振。完ぺきな救援で、無失点で切り抜けた。
「右になったら行くと言われていたので、良い準備ができていた。低めを意識しながら、全力で腕を振りました。きょうのピッチングは自分でも100点だと思う」
六回からは一岡が2回を無失点。救援陣の力投に打線が応え、七回に丸の2号ソロで同点に追い付くと、八回に代打・西川の2点二塁打などで逆転に成功した。
19日のDeNA戦(マツダ)から始まった連敗は「4」でストップした。緒方監督は「中継ぎ陣だね。うちの形で試合をしていかなければいけない中で、(点を)取ったあとに取られて勝ち越された。連敗の中で悪い流れだったけど、中継ぎ陣。特に廉(中田)が流れを止めてくれた」と目を細めた。