エルドレッド、ロペスに並ぶん弾! あと「1」でカープ助っ人歴代2位タイ
尾道の夜空に節目のアーチをかける。ロペスが持つ広島の球団外国人2位の通算112本塁打まであと1本。広島のブレッド・エルドレッド内野手(36)が15日、記録更新に意欲を示した。
「広島の長い球団史の中で、もし打ち立てることができれば、すごく光栄なことだね。ただ、試合に入れば関係ないよ。しっかりと試合に集中したい」
来日6年目の今季は自慢のパワーがさく裂している。打率・3363はリーグ2位、29打点も同2位タイ、10本塁打は同1位。打撃三冠すべてで上位に顔を出し、中でも本塁打はここ5戦で4発と量産態勢に入っている。
「ボールがしっかり見えている。打つべき球に反応して、スイングができているね」
好調の要因は好球必打の姿勢だ。状態が悪いときは「ボール球を追いかけてしまう」と言うが、結果が出ている今は「しっかり待つことができている」と納得顔で明かした。3番・丸、4番・鈴木、5番・エルドレッドの3人はそろって打率3割超。相手投手にとっては脅威に違いない。
16日のDeNA戦は2年ぶりに尾道で開催される。過去2試合で計7打数1安打だが、同球場の印象を聞かれると「オノミチは覚えているけど、打席の内容は忘れてしまったね」と笑った。“カープ愛”にあふれるベテラン助っ人が、豪快な一発で白星を運ぶ。