野村やっぱり地方は無敵!昨季から負けなし4戦4勝

 「広島10-1DeNA」(16日、しまなみ球場)

 我慢、我慢の投球で広島・野村祐輔投手(27)はマウンドに立ち続けた。7回5安打1失点(自責点0)。114球の力投で14年8月19日以来、1001日ぶりにDeNAに勝利し、今季3つ目の白星をつかんだ。

 「全体的にゲームをつくれた。立ち上がり、少し探った部分もありました。狙った所にも投げることができた」。初回、連打と四球などで2死満塁といきなりのピンチ。だが、迎えた石川を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

 唯一の失点は五回だ。味方の失策と犠打で1死二塁とすると、倉本に右翼へ適時打浴び先制点を献上。だが、後続を抑え最少失点でしのいだ。その後は要所を締め無失点。昨季から続く地方球場での連勝を4に伸ばした。

 真価の問われる6年目。「2年間、黒田さんという立場の方でさえも、あれだけ練習や準備をしっかりされる。そういった姿を見ていると僕もこんなんじゃダメだと感じさせられた。自分がやらなければ人には伝えることができない」。これまで以上に体のケアには気を配り、練習では人一倍走り込むようになった。

 この日の三振は8と力強さを見せつけたが「僕は打たせて取るタイプ。次もしっかりと投げたい」と冷静に次戦を見つめた。防御率は1・91。鯉投を支える文句なしの柱だ。

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