大瀬良 7回1失点! 2勝目ならずも…新フォーム手応え「テンポ良く投げられた」
「広島4-5DeNA」(17日、マツダスタジアム)
広島・大瀬良はベンチ最前列で九回の悪夢を見届けた。3点差を逆転され、今季2勝目は幻と消えた。それでも試合後は納得顔だ。「チームが負けてしまって悔しい思いはあります。先発をやっていたら、こういう時もある。今できることをしっかりやっていきたい」と真っすぐ前を見つめた。
六回に投手のウィーランドに先制ソロを浴びたが、それ以外は危なげなかった。抜け球は少なく、走者を許しても要所を締めた。7回を3安打1失点。新境地を切り開き、球数はわずか77球だった。
「一週間、調整してきたことをマウンドで出せました。テンポ良く投げられた。やりたいことはできたので、継続していきたい」
2試合連続6失点と乱れ、この日は新しい投球スタイルで臨んでいた。登板2日後の休日も返上。上体が突っ込む悪癖を修正するために歩幅を半足分狭め、下半身で投げるイメージを体に染み込ませた。緒方監督も「良かったね。ムダな力が抜けて、バランスのいいフォームだった」と絶賛した。
連勝は「3」でストップしたが、大瀬良の復調は何よりも明るい材料だ。次回は24日・ヤクルト戦(マツダ)に先発予定。好感触を持続し、今度こそ白星をつかむ。