岡田 チームトップ&自己最多5勝目 悪癖修正あっぱれ!7回1失点

 「巨人2-7広島」(26日、東京ドーム)

 頼もしい右腕がマウンドにいた。前回登板の課題を修正し、試合を運ぶ。7回6安打1失点。安定感ある投球でチームトップ&2年目で自己最多5勝目を手にした広島・岡田は「真っすぐとスライダーでストライクが取れた。それにバッターと勝負することができた」と白い歯をのぞかせた。

 先頭打者に出塁を許したのは、五回の一度だけ。確実にアウトを奪いリズムに乗った。先頭・脇谷に中前打を浴びた五回も動じない。石川、小林、マイコラスと3者連続三振。140キロ台後半の直球で押しまくった。

 「前回はフォームのことを考え過ぎた」。19日の中日戦。マウンドでは打者と対峙(たいじ)するのではなく自らと戦い、5回2失点で降板した。この日までの6日間で悪癖を修正。軸足となる右足に体重が乗った投げ方を取り戻した。緒方監督は「走者を出したけど、しっかりと抑えてくれた」と賛辞を送った。

 六回を投げ終えた時点の球数は84球。プロ初の完封を視界に捉えながら七回、石川に中前適時打を浴びた。中盤まで無失点を続けながら、終盤で得点され夢破れたのは、これで今季3試合目だ。それでも「完封?そのうちできると思います」とにっこり笑った。リーグでも菅野、メッセンジャーに続く勝ち星。岡田が存在感を示している。

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