総力戦で首位 緒方監督「全員で勝利をもぎとった」
「巨人2-3広島」(28日、東京ドーム)
広島が総力戦を制し、初優勝した1975年以来、42年ぶりとなる巨人戦7連勝で、再び首位に返り咲いた。
0-2の七回にエルドレッドが本塁打争いで単独トップを守る13号2ランで同点。延長十回2死二塁から、代打・西川の左越え適時二塁打で勝ち越しに成功した。投手陣は、先発した中村祐が5回2失点。六回以降は中田、中崎、ジャクソン、今村と勝利の方程式メンバーを惜しみなくつぎ込み、最後は一岡が締めた。
野手でベンチに残っていたのは新井と磯村。投手は薮田とブレイシア、佐藤だけだった。緒方監督は「チーム一丸となって、全員で勝利をもぎとった。中継ぎ陣の踏ん張りもあるし、最後はしびれる場面(延長十回無死一塁)でベテランの石原がしっかりと送ってくれて、チャンスメークしてくれた。西川もよく打った。イッチー(一岡)も最後の場面は簡単ではないけど、しっかり勇気を振り絞って投げてくれた」とナインに賛辞を送った。
チームは今季、巨人戦成績を10勝1敗とした。