誠也V弾!4番の実力発揮じゃ 5連勝!鯉交流戦も首位
「交流戦、日本ハム3-5広島」(8日、札幌ドーム)
リベンジ成功だ。広島が昨年の日本シリーズで敗れた宿敵・日本ハムに3連勝。立役者となった鈴木誠也外野手(22)は、初回2死から左翼席の先制の12号2ランを放った。チームは5連勝で、オリックス、ソフトバンクと並び交流戦首位に浮上した。9日からは仙台に移動し、パ・リーグ首位の楽天と“頂上決戦”に臨む。
雪辱を果たした。試合後、大歓声に沸く札幌ドーム。日本シリーズで喫した屈辱の3連敗を3連勝で返した。立役者となったのは4番・鈴木。先制の12号2ランで試合の流れを一気に呼び込んだ。
初回、2死から丸が遊撃内野安打で出塁。若き主砲に打席をつないだ。浦野の投じた初球、外角の真っすぐを強振。完璧に捉えた打球は、弾丸ライナーで左翼席へ一直線に突き刺さった。
3日・ロッテ戦(マツダ)以来、4試合ぶりとなるアーチで先制パンチを食らわした。「先制点につながるホームランになってよかったです」と手に残る感触を確かめながら振り返った。
昨季、悔しい結果に終わった日本シリーズ。札幌ドームでは11打数3安打の打率・273と低迷した。その思いを晴らすべく乗り込んだ今季の交流戦。第1戦は無安打だったが、第2戦は4打数3安打2打点でチームの勝利に貢献。この日もその思いをぶつけた。
4月25日・巨人戦以降、4番を張る。打点はリーグトップタイの46点と役割は十分に果たしている。5月中旬からバットの素材を変更。これまで使用していた硬く折れにくいメイプルからしなりが利くホワイトアッシュに持ち替えた。自主トレを共にした内川やチームメートの丸も愛用する逸品だ。
ただ打球面が弱く、はがれやすいため、打撃練習はボールが当たる芯の部分にテーピングを巻いて行う。「気分的に変えてみました。打った感じはいい」と手応えは十分だ。当初は契約するメーカーのアシックス社から5本手渡されたが、好感触に追加発注をかけた。
緒方監督は「全員でこの3連戦いいゲームができた」。舞台は違えど昨年のリベンジを果たし、納得の表情を浮かべた。9日からはパの首位・楽天と3連戦(koboパーク)。2打席目以降は無安打に終わった鈴木は、「次の試合でああいうことにならないように、しっかり修正したい」と前を向く。鯉の背番号51が気迫でイヌワシ軍団もねじ伏せる。
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