バティ再爆発宣言!交流戦MVP200万円ゲットへオリ金子撃ちじゃ
広島のサビエル・バティスタ内野手(25)が12日、交流戦首位争いを繰り広げるオリックス、ソフトバンクとの6連戦に向けて、再爆発を宣言した。3日・ロッテ戦で、代打プロ初打席初本塁打の鮮烈デビュー。交流戦MVP獲得も視野に入れ、まずは三次でオリックスのエース・金子を打ち崩す。
妖怪伝説が残る三次のファンに自慢の怪力をお披露目する。オリックスの先発が金子と知ったバティスタは気合を入れ直した。持ち味のフルスイングでオリのエースを震え上がらせるつもりだ。
「2軍で対戦したことはありません。いいピッチャーだから気合を入れて臨みます!」
お気に入りのドレッドヘアをなびかせて、堂々と“金子撃ち”を宣言した。2日に育成から支配下契約を勝ち取り3日に1軍昇格。代打でプロ初打席初本塁打を放つ、華々しいデビューを飾った。
前カードの楽天3連戦(Koboパーク)では、8打数1安打2打点。勢いにやや陰りも見えたが、ここまで8試合、打率・286、4本塁打9打点は立派な数字だ。助っ人も1軍投手への対応に手応えを口にする。
「(1軍の投手に)まだ慣れていません。その中で、いい成績を残せていると思う。これからどんどん慣れていくと思います」
勝ち越したリーグの勝率1位球団から「日本生命セ・パ交流戦MVP」が選出される。賞金は200万円。今のところセ・リーグが勝ち越すのは厳しい状況だが、可能性はゼロではない。たとえセが負け越したとしても、優秀選手には「日本生命賞」100万円が贈られる。
「MVP?そういうものがあるとは知らなかったです。ただMVPを狙っているわけではありません。いい結果と成績を残したい。今、チームは調子がいいから、勝てたらすごくうれしいですね」
爆発の舞台は整っている。カープにとって三次は縁起のいい場所。球団が設立された1950年の6月7日・大洋ホエールズ戦で、28安打22得点と大勝した。安打、得点は今なお球団最多記録。バティ砲も舌なめずりしそうなデータだ。
1軍のリズムにも慣れつつある。遠征中はこれまでチーム宿舎で食事することが多かったが、仙台では外出して、メキシコ料理を堪能。タコス、パエリアなどに舌鼓を打ち、リフレッシュした。三次はワインの名産地としても有名。破壊力たっぷりの特大アーチでも鯉党を酔わせる。