松山大暴れ4打点!5号含む猛打ショー 2戦連続で結果「次につながる」
「DeNA11-8広島」(28日、横浜スタジアム)
最後の最後まで広島・松山竜平外野手(31)は集中力を研ぎ澄ましていた。5点ビハインドの九回2死一、二塁。山崎康の初球を振り抜き、痛烈に一、二塁間を破った。「僕まで回ってきて、1点でも取れるように積極的にいきました。うちの打線は最後まで何があるか分からないので」。11-8の敗戦の中で存在感を示した。
好調なバットは幸運も生む。初回1死満塁から一ゴロに打ち取られたがロペスがファンブル。記録は失策も、打点はゲット。三回は1死から久保の変化球に反応し、ライナーで右翼スタンドへ突き刺した。「しっかり止まって振り抜くことができました」。七回も2死二塁から左翼線へ技ありの適時二塁打で、5打数3安打4打点の大暴れだった。
夏場を前に、調子を上げてきた。交流戦は打率・349、3本塁打7打点。「しっかりタイミングが取れてしっかり振れている」。主力が積極的休養を取った20日も、マツダスタジアムで指名練習に参加。若手に交じってみっちり汗を流した。
2試合連続の5番で結果を残し「得点圏で2本打てたのは次につながる」と前を向いた。松山がクリーンアップにどっしり座り、好調の打線はより厚みを増した。