誠也フェン直二塁打!本塁打惜っし~ 2度目の夢舞台でフル出場
「マイナビオールスターゲーム・第1戦、全セ2-6全パ」(14日、ナゴヤドーム)
左中間へグングンと伸びる白球を、広島のチームメートが目で追う。田中は柵越えを確信し、右手を突き上げた。だが、数メートル足りずフェンスに直撃。丸は天を仰いで悔しがった。それでも全セ・鈴木誠也外野手(22)=広島=が放った二塁打は、強烈な印象を残す一撃だった。
筒香の左越えソロで1-1の同点となった四回。2死走者なしで2打席目を迎えた。力勝負を挑んできた菊池の外角球をフルスイング。「1本、打つことができてちょっとホッとした。楽しめました」。力で対抗し、もう少しで本塁打という打球で球場を沸かせた。
昨年に続く2度目の夢舞台。スタメン「6番・右翼」でフル出場した。4打数1安打にも「1打席目も良い当たりだったし、きょうは全打席で良い感じで打席に立てた」と目尻を下げた。
場所を千葉に移して臨む第2戦前には、全セを代表してホームランダービーに出場する。公式戦では決してしない“本塁打狙い”で打席に入る。海風を切り裂き、夜空にアーチを描く。