菊池足で魅せた!一塁からイッキ生還「練習でやっていることをやっただけ」
「巨人2-7広島」(26日、京セラドーム大阪)
チーム打率、本塁打、得点など打撃部門でセ界を席巻するチームは、機動力も大きな武器だ。4-0の五回、広島・菊池涼介内野手(27)が相手の一瞬の隙を見逃さず、一塁から本塁を陥れた。「抜いて走ることはない。いつも指示通り、練習でやっていることをやっただけ」。サラリと言い放った。
2死一塁で鈴木の打球を二塁・マギーが失策。グラブにはじかれたボールは二塁ベース後方に転がった。遊撃・坂本と中堅・陽岱鋼が処理にもたつく間に、菊池はギアを上げ、迷わず三塁を回った。
前日25日は、安部の好走塁で1点を奪った。「全部の打席で打てるわけではない。走塁を大事にしていかないといけない」と菊池。走塁への高い意識は全員で共有する。隙は決して見せない。