大瀬良 阪神・藤浪に負けん! 激励LINE仲間と15日初対決

 広島・大瀬良大地投手(26)が14日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加し、次回登板に向けて調整。先発する16日の阪神戦(京セラ)では、不振で2軍調整を続けていた藤浪晋太郎投手(23)との投げ合いとなる。完全復活を目指す右腕との勝負を制し、Vロードを突き進む。

 蒸し暑さが充満するマツダスタジアム。大瀬良はキャッチボールやランニングなどで大粒の汗を流した。「やるべきことは変わりないですし、しっかりとゲームを作りたい」と表情を引き締めた。

 相手先発は初対戦となる藤浪が復帰のマウンドに上がる。成績不振で5月下旬に抹消。約2カ月半ぶりの1軍登板だ。右腕とは侍ジャパンや、オフの合同自主トレなどで以前から親交がある。

 6月にLINEで連絡を取った。「下(2軍)でいい時間だと思って過ごしています」と報告を受け「俺も下に落ちないように頑張るよ」と励ましのメッセージを送信した。

 大瀬良にとって大事な一戦だ。前回9日の中日戦(ナゴヤドーム)では制球を乱して5回2/3を7失点で敗戦投手。開幕からの連勝が7で止まった。ローテの一角を任されている以上、連敗は許されない。

 今季の阪神戦は3試合に登板して2勝0敗、防御率1・77と相性はいい。「以前よりももう少し考えて、1イニング1イニングをしっかり投げたい」と話し「(藤浪も)一生懸命いろいろやってきたでしょうし、僕も負けないようにしっかり投げたい」と気持ちを高ぶらせた。

 チームメートの活躍も刺激になっている。12日の巨人戦(マツダ)では、薮田がプロ初完封。「できるだけ長いイニングを投げたいと言ってきた。イニング数はできるだけ多く投げたい。防御率も上がってしまったので、下げたいと思います」と完投、完封への貪欲な姿勢を示した。

 15日の阪神戦に勝てば優勝マジック「27」、引き分けでも「28」が再点灯する。「今年初めての負けの後。やるべきことはしっかりやってきたので、心配することなく臨みたいと思います」。8勝目をつかみ取り、チームを2年連続リーグ優勝に導く強烈な追い風を吹かせる。

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