広島が今季32度目の逆転勝利 エルドレッドがサヨナラ打

 エルドレッドの前で「M24」ボードかかげる広島ファン
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 「広島6-5ヤクルト」(20日、マツダスタジアム)

 同点の延長十回2死、鈴木を二塁に置いて、広島のブラッド・エルドレッド内野手(37)がサヨナラ打。ヤクルトの守護神・ルーキは武器であるツーシームをたたき、打球は前進守備を敷いていた中堅・山崎の頭上を越えた。

 今季32度目の逆転勝利。「バットを短く持ってコンパクトに振った。こういう勝ち方が自分たちの野球。粘り強くあきらめずに戦い、最後にこういう結果になって、とてもうれしい」。お立ち台の上でエルドレッドの笑顔がはじけた。

 前夜は代打で三振。この夜も前の4打席はノーヒットとバットからは快音は途絶えていた。しかも五回には自らのまずい守備がきっかけとなり岡田が4失点した。しかし、勝負どころは外さない。最後に一番おいしいところを持っていった。

 マジックはまた一つ減って「24」となった。頼れる助っ人は「これからもベストな状態で試合に臨み、このまま勝ち続けてフィニッシュしたい」と力強い言葉を口にした。

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