エルドレッド誓った 誠也の分まで打つ 若き4番の穴は全員で埋める

 広島は29日からの巨人、ヤクルトとの敵地6連戦に向けて28日、陸路で東京に移動した。東京ドームで好成績を残すブラッド・エルドレッド内野手(37)は目の前の一戦一戦に集中し、負傷離脱した鈴木の穴を全力でカバーする意気込みを口にした。残り24試合で優勝へのマジックナンバーは19。気を緩めることなく、リーグ連覇へ一気に突き進む!

 若き主砲が不在でも大きな不安はない。首位を独走するカープには、エルドレッドがいる。全力で相手に挑む気持ちは変わらない。29日から巨人、ヤクルトと敵地での6連戦。頼れる助っ人が勝利のために躍動する。

 「今までとやることは変わらない。全員でカバーしていければいい。自分は任された役割を全うし、与えられた場所で自分の力を発揮するだけ」

 シーズン序盤から4番を務めてきた鈴木が負傷離脱。チームにとっては大きな痛手だが、頼もしい打撃陣で支え合っていく。

 エルドレッドの打撃は上昇傾向にある。前カードの中日3連戦(マツダ)は7打数3安打2本塁打。「打席の中でいろいろと考え過ぎていた。シンプルにというか、考え過ぎないように心掛けている」。これまでの経験を生かし、すぐさま修正に取り組み、結果を残している。

 東京ドームはビジターでありながら大得意だ。今季は19打数7安打、10打点4本塁打。全球場の中で最も高い打率・368をマークしている。それでも打席での心構えは不変だ。チームの勝ちにつながる一打を放つことを最優先に考える。

 「どこの球場でもプレーすることに変わりはない。東京ドームではたまたま結果が出ているだけ。チームの勝利に貢献できることはうれしいので、しっかり頑張りたい」。チームも同球場では今季6戦6勝と圧倒的な強さを誇る。

 残り24試合。現在19の優勝マジックを着実に減らし、本拠地へ帰る。「東京での6連戦でも野手が点を取って投手を助け、勝ちにつながる展開にもっていきたい。目の前の一戦一戦に集中して、自分たちの野球をするだけ」と力を込めた。

 悲願のリーグ連覇へ。チーム一丸となっての一戦必勝の姿勢は変わらない。エルドレッドが快音を響かせ、栄光への道を切り開く。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス