広島・赤松、2軍で初の屋外練習 35歳誕生日に胃がんからの復帰目指して汗
胃がんからの復帰を目指す広島・赤松真人外野手(35)が6日、山口県の由宇球場で初の屋外練習となる2軍練習に参加した。小雨の降る中、全体アップから体を動かし、キャッチボール、ノック、ティー打撃、さらに心待ちにしていた外野での打球捕もこなした。「打球が速かったですね。今まで飛ばなかった選手が、この半年ですごく成長していた。若いってすごいなと思いました」と感慨深げに話した。
足の裏などにしびれは残る。それでも久々に屋外で汗を流し、表情は晴れやかだ。「全力で動いてはいないけど、やっぱり外はいいですね。いい気分転換になりました。いつも室内でやっているので。外の方がみんなと楽しめる」と笑った。
この日は35歳のバースデーで、ファンからは「おめでとう!」の声も飛んだ。そんな声援に「ファンの方が覚えてくれていましたね。平日で天候も良くないのに、こんなにファンの方がいてびっくりしています。温かいメッセージをもらって力になります」と感謝した。続けて「(家族から)プレゼントがあることを期待して帰ります」と明るい表情で球場を後にした。