V王手広島の先発・野村は6回1失点、リードを守り交代
「阪神-広島」(18日、甲子園球場)
優勝マジック「1」としている広島先発の野村は6回を6安打1失点。1点のリードを守った状態でマウンドを降りた。
野村は、四回に中谷からセンターバックスクリーンへのソロ本塁打を浴びたが、許した得点はこの1点のみ。三回は2死一、三塁のピンチを招くも福留を二ゴロに打ち取り要所を締めた。六回は2死二塁から鳥谷を三ゴロ。七回の打席で代打・岩本が送られた。
攻撃でもスクイズを決める働きを見せた。1点リードで迎えた四回1死一、三塁から野村が打席へ。バントの構えを見せながら、阪神先発・メンドーサが投球動作に入るのと同時に三走の安部がスタート。そのままスクイズを決めて貴重な追加点を挙げた。
初回には2死三塁から4番・松山が阪神先発のメンドーサから中前への先制タイムリー。この日、32才の誕生日を迎えた松山が先制タイムリー。カウント2ボール2ストライクからの内角直球をとらえ「何とか先制点をという気持ちでいきました。インサイドの球を大振りせず、うまくさばくことができました」とコメントした。
17日は広島-ヤクルト戦(マツダ)と阪神-中日戦(甲子園)がともに台風の影響ので中止となり、37年ぶりリーグ連覇が懸かった広島はこの日まで優勝持ち越しとなっていた。
この試合で広島か勝つか引き分けで優勝が決まる。