緒方監督が11度宙に舞った理由とは…
「阪神2-3広島」(18日、甲子園球場)
広島が球団史上37年ぶりとなる2年連続のリーグ制覇(8度目)を決めた。阪神に勝利した瞬間、ベンチで涙を流し、コーチ陣と肩を抱き合った緒方監督。その後、ゆっくりとベンチを出てナインのもとへ。マウンド付近まで行くと選手らに胴上げされ、11度宙に舞った。
優勝監督の胴上げ回数には意味のあることも多い。昨年は広島が7度目のセ・リーグ制覇ということで7度だった。今年の11度は異例の多さとも言えるが、その意味とは…。
ネット上ではさまざまな臆測を呼んだ。8回目のリーグVと過去3回の日本一を足して11。2位阪神との11ゲーム差。病気で離脱した赤松の背番号「38」の3と8を足して11。クライマックスシリーズでも1位、日本シリーズでも1位を祈願して11。昨年も1位、今年も1位ということで11…などなど。その真相を探ってみると…。
「意味はない」と球団広報。別の球団関係者によると、事前に胴上げを何回にするかの打ち合わせがなかったという。緒方鯉の連覇を参謀役として支えた高ヘッドコーチは「(リーグ優勝回数の)8回と思っていたけど、11回もいっちゃったね。最初は(連覇の)2とも言っていたんだけど、なぜか11になってしまった」と舞台裏を明かしていた。