江草 引退 幼少期から鯉党「このユニホームでプレーできたことを誇りに思う」
広島の江草仁貴投手(37)が20日、球団に今季限りでの現役引退を申し入れ、了承された。広島・福山市出身で、12年の開幕前に嶋との交換トレードで西武から移籍した。今季の1軍登板はなかった。今後は未定。
専大から自由枠で入団した阪神では、05年に中継ぎとしてリーグ優勝に貢献。左腕不足だった広島でも存在感を示した。「思うような球が投げられない。若い子とブルペンで投げていて恥ずかしくなるようになった」。8月中に現役引退を決断した。
幼少期からカープファン。毎日赤い帽子をかぶって遊んでいた。「このユニホームでプレーできたことを誇りに思う」。13年に左肘のじん帯再建手術も受けた。全力で駆け抜けたプロ野球人生に「悔いはない」。