野村、遠い10勝目… 6回無失点も、好投報われず
「中日3-2広島」(24日、ナゴヤドーム)
広島の先発・野村の好投は白星で報われなかった。6回を投げ、7安打無失点。2点リードでマウンドを譲ったが、3番手のブレイシアが八回に同点2ランを被弾した。
10勝目が遠い。リーグ優勝を決めた18日・阪神戦(甲子園)も6回1失点と好投しながら救援陣が打たれ、白星を逃していた。それでも試合後の野村は恨み節を口にすることはなかった。
「何とか粘れたと思います」と108球を振り返り、お預けになった2桁勝利についても「それは仕方ない。結果なので。六回は球数が多くなってしまった。粘れたのは良かった」と、むしろ反省点を挙げた。
チームは残り3試合。畝投手コーチは「祐輔(野村)は良かった」と評価しながらも、今後の先発機会について問われると険しい表情で「分からない」と話すにとどめた。