石井琢、河田コーチが辞任 緒方監督支え、常勝礎築く

 広島は5日、石井琢朗打撃コーチと河田雄祐外野守備走塁コーチが今季限りで退団すると発表した。両氏から辞任の申し入れがあり、了承した。

 石井コーチは08年に横浜(現DeNA)を退団。09年から広島に加入した。12年限りで現役を引退すると、1軍の内野守備走塁コーチに就任した。15年オフからは打撃コーチとなると、直後の秋季キャンプでは、1日あたり約800スイングを目標に課すなど猛練習で成長を促した。また試合では意識改革を図り「数字に表れない点の取り方」を徹底した。

 例えば無死一、三塁の場面では、併殺でも1点がとれればOK。狙い球を正確にし、外れたらコーチの責任と背中を押した。選手の成長は、昨季の25年ぶりのリーグ優勝、そして今季の連覇へとつながった。

 河田コーチは、85年度ドラフト会議で3位指名を受け広島に入団。02年に西武で現役を終えると、同球団のコーチを務めた。16年から外野守備走塁コーチとして古巣に復帰。「1つ、2つ先の塁を狙う。ワンヒットで帰ってくる」と走塁革命を推し進め、三塁コーチャーとしても数多く、勝利に貢献した。また、西武での経験をチームに伝え苦手だった交流戦の克服にも一翼を担った。

 ともに緒方監督を支え常勝チームの礎を築いた。

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