薮田 CSファイナルS開幕投手あるぞ!11日練習試合先発

 広島・薮田和樹投手(25)が18日のCSファイナルS第1戦(マツダ)に先発する可能性が6日、浮上した。この日、チームは11~13日に社会人チームと練習試合を行うと発表したが、初戦のJR西日本戦に薮田が先発することが判明。そこから中6日で18日へ向かうプランだ。野村、ジョンソンも候補に挙がる中、今季最高勝率男の名前が浮かび上がってきた。

 今、最も勢いに乗る男が大一番のマウンドに立つかもしれない。この日、11日のJR西日本戦に、薮田が登板することが分かった。その後、中6日の間隔を空けて、18日にCSファイナルS第1戦へ向かうという流れだ。野村、ジョンソンも候補に挙がる中、薮田がCSローテの軸として浮上した。

 プロ3年目の今季はめざましい飛躍を遂げた。シーズン途中に先発転向し、規定投球回には未到達ながら15勝3敗、防御率2・58の好成績で、最高勝率のタイトルを獲得した。“CS開幕投手”の意欲を問われた際には、「全然、何も考えていないです。任されたところでしっかり投げたいです」と控えめに語っていた。成長著しい剛腕が初戦のマウンドに立っても、誰も驚きはしないはずだ。

 レギュラーシーズン最終登板は9月23日の巨人戦(マツダ)。実戦から遠ざかる中、着々と準備を進めている。前日5日はブルペン入り。現在の自身の状態については「まだ全然です」と首を振るが、「与えられたところでしっかり投げられるようにしたい。次の実戦に向けて、しっかりやっていきます」と力を込める。

 ポストシーズンまでの課題は明確。シーズン終盤にノーワインドアップ時の投球フォームのバランスが不安定となり、「バタバタしたフォーム面や、ピッチング内容を振り返って修正したい」と自己分析していた。この日は雨のためマツダスタジアムに隣接する室内練習場でキャッチボールなどで汗を流した。

 シリーズのキーマンとなる可能性も秘めている。今季、阪神戦の先発はなし。DeNA戦の先発も1試合だけだった。直接対決が少ないだけに、相手にとって不気味な存在に違いない。

 1年前は他の若手選手とみやざきフェニックス・リーグに参加。CS、日本シリーズでの登板機会は訪れなかった。悔しい思いをしただけに「1年間やってこられたのであと少し。他のチームが経験できないことを自分たちは経験できる」と大舞台を心待ちにしている。「10・18」へ鯉の剛腕が歩みを進めていく。

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