西川、侍選出祝砲!CSも任せろ“自画自賛”3ラン
「練習試合、広島11-0三菱重工広島」(12日、マツダスタジアム)
広島・西川龍馬内野手(22)は右翼方向へ伸びる白球を、ゆっくりと目で追った。三回。1点を奪い、なおも2死一、二塁。フルカウントからの内角球を迷わず振り抜いた。うまく肘をたたみ、体の回転で運んだ3ラン。「打ち損じなく打てたのは良かった」と汗をぬぐった。
「最近、右投手から打てていなかったので、打ちたいと思っていた」。二回の右前打を合わせて2安打3打点。自ら設定したテーマを確実にクリアした。18日からのCSファイナルSへ向け、調整が順調に進んでいることを示した打席だった。
試合前には「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」に出場する侍ジャパンのメンバーに選出された。日の丸を背負うのは、15年の社会人日本代表以来、2度目になる。「打撃でアピールしたい。どれだけ対応できるか楽しみ」。自らの現在地を知る上でも貴重な経験になる国際大会に声をはずませた。
シーズン終了後の練習から特打を行うなど、バットを振り込んできた。打撃状態は上向きで、視界は明るい。「振れてきている。何とか結果を残して、チームに貢献したい」。離脱中の安部に代わって三塁でのスタメン出場が濃厚。巧みなスイングで勝利を呼び込む。