広島は１６日、来年度のファンクラブ募集概要を発表した。目玉企画は２つ。松山竜平外野手（２７）がファンの悩みに答える「まっちゃんの最高の人生の考え方～正義のヒーローまっちゃんマン～」と、ヘンディ・クレートブルペン捕手兼通訳がスペイン語をレクチャーする「最高のスペイン語の使い方」だ。

　会員グッズなどのプレゼント企画はあるものの、球団がこだわったのは、選手らとファンの距離を縮め、楽しんでもらうことだ。「まっちゃん－」はメールで受け付けた質問に対し、会員限定のホームページ上で答えていくというもの。球団担当者は「人柄がいい。ユーモアたっぷりに答えてくれるのではないかと考えました」と人選理由を説明した。

　来年の２月上旬から週１度の割合で更新していく予定。現役選手がシーズン中にも関わらずファンの質問に直接答えるのは異例の試みと言える。

　「最高の－」では、独特の日本語で一躍脚光を浴びたクレート通訳が、簡単なスペイン語をホームページ内に２～３分の動画でアップしていく。同通訳も「楽しそう。スペイン語の基本の言葉を覚えてもらえたらうれしい」と前向きだ。

　昨年は過去最高の３万人を募集し、初日で定員に到達。今年は募集枠をさらに５０００人増やした。新たな企画でファンの満足度を上げていく。