カープ連敗で2勝2敗 緒方監督「自分の責任」 3併殺などで零封負け
「セCSファイナルS・第3戦、広島0-1DeNA」(20日、マツダスタジアム)
広島は3併殺など打線が振るわず零封負けで連敗を喫した。優勝チームに与えられる1勝を加えて対戦成績が2勝2敗のタイとなった。
1点を追う広島は二回、5番に降格した松山の二塁打を足掛かりに1死一、二塁と攻めたが石原が三ゴロ併殺打に終わった。三回も1死から田中が二塁打で出塁したが、後続が倒れた。五回には無死一塁から石原がスリーバント失敗。四、五回と三者凡退のジョンソンに代えて天谷を起用したが、エンドラン失敗で得点を奪えなかった。
六回には1死から菊池、丸の連打で好投の井納をマウンドから降ろした。しかし、DeNAの小刻みな投手リレーの前に得点を挙げることができなかった。
七回には無死一塁から石原がバントを試みたが、捕ゴロ併殺打となった。八回も先頭の田中が四球を選んだが、菊池のバスターが二塁手正面へのゴロとなり併殺打となった。
緒方監督は「きょうはうまくいかないことが多かった。僅差のゲーム、特に1点差の試合は(敗戦は)常に自分の責任だと思っている。硬くなってもやることは同じ。思い切ってやってほしい。そういう声掛けをしていこうと思う。取り返すチャンスはある」と話した。
シーズンでは41度の逆転勝ちを収めた“逆転のカープ”。ホームゲームで50勝20敗1分けと絶対的な強さを誇ったが、CSファイナルSでは3試合で5得点と決定打が出ていない。打線の奮起が今後の戦いのカギを握っている。