鯉の救援陣 簡単にはやられない! 底力見せた0封リレー
「セCSファイナルS・第3戦、広島0-1DeNA」(20日、マツダスタジアム)
好きなようにはさせない。今村からつながる広島4投手のリリーフ陣が見せた意地の0封リレー。白星を呼び込むことはできなかったが、底力は見せつけた。
ビハインドの状況だからこそねじ伏せる。先発・ジョンソンの後を受けた今村が六回から登板。打席に迎えたのは敵のクリーンアップだ。「3、4、5番だったので抑えればどうにかなるかと」。ロペスと筒香を続けざまに捕邪飛に仕留めると宮崎を一直に料理。七回は一岡が三者凡退に封じ込めた。
終盤に登場した2人も申し分ない内容。八、九回のジャクソンと中崎はそれぞれ1安打無失点。特に中崎は九回1死一塁から嶺井にファウルで粘られたが根負けせず、9球目に投じたスライダーで投直併殺に切り抜けた。
簡単にはやられない。無失点リレーの4人に緒方監督も「しっかり0点に抑えてくれた」とねぎらいの言葉。ブルペン陣が披露した“ベイ斬り”は必ず次戦に生きてくる。