広島・緒方監督 ドラ1・中村に「キャッチャーでやってもらいたい」
「プロ野球ドラフト会議」(26日、グランドプリンスホテル新高輪)
広島・緒方孝市監督が、ドラフト1位で中日との抽選の末、交渉権を獲得した広陵・中村奨成捕手について「もちろんキャッチャーでやってもらいたい」と捕手として育てる方針を明かした。
甲子園で大会記録を更新する6本塁打を放った強肩強打の捕手。チームには1年目の坂倉が捕手として将来有望な成績を残し、中村の三塁手転向という話題も出ていたが、緒方監督は捕手として育てる。「広島のファンも楽しみにしている」と地元出身のスター誕生に期待を寄せていた。
◆中村奨成(なかむら・しょうせい)1999年6月6日生まれ、18歳。広島県出身。捕手。181センチ78キロ右投げ右打ち。小学1年から大野友星で野球を始める。大野東中では軟式野球チームの大野シニアに所属。15年に広陵に入学。1年の春季大会からベンチ入り。捕手一筋。今夏の甲子園では、1大会個人最多本塁打記録を更新する6本塁打を放つ。チーム10年ぶりの準優勝、愛媛国体優勝に導く。