薮田、侍ジャパンの“便利屋侍”だ 先発も救援もかかってコイ
広島の薮田和樹投手(25)が30日、侍ジャパンでの“便利屋”宣言をした。11月16日に開幕する「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」で背負う日の丸。稲葉監督の公式戦初陣となる戦いを前に「どこでもいいので投げたい」と力を込めた。
台湾、韓国、日本の3カ国で行われる大会。先発候補は薮田のほかに巨人・田口、DeNA・今永、西武・多和田。薮田は今季、15勝3敗で最高勝率のタイトルを獲得した。代表チームでも先発を任される可能性はあるが、今季開幕当初は中継ぎでも結果を残している。どちらのポジションを告げられても不安はない。
この日はマツダスタジアムで、CS敗退後初めてキャッチボールを行った。秋季キャンプ参加後、宮崎で11月9日から始まる侍ジャパンの事前合宿に西川とともに参加する。
20年の東京五輪出場にも意欲を示している。この大会をその第一歩と捉え「存在感をアピールして20年につなげられたらいい」と前を向いた。