ドラ1・中村、今年の漢字は「活」 プロでも“活”躍だ!早くカープの一員に
広島のドラフト1位・中村奨成捕手(18)=広陵=ら新入団9選手が12日、翌日の新入団発表会見を前に広島市内のホテルに入り、中村は今年を表す漢字に「活」を挙げた。今夏の甲子園でチームを準優勝に導いた怪物キャッチャーは「早くカープの一員になりたい」と目を輝かせ、プロでの活躍を誓った。
正午、制服姿の中村がルーキー一番乗りでホテルに入った。丸刈りだった髪は少しだけ伸びたが、表情は引き締まったままだ。新入団発表会見を翌日に控え「(緊張は)全くないです。(ユニホームに)早く袖を通して、カープの一員になりたい。(同期に)早く会いたいですね」と胸を躍らせた。
今年の漢字一文字を問われると、少し悩んで「活躍の“活”」を挙げた。夏の甲子園では大会新記録の6本塁打を放つなど大暴れ。「甲子園で活躍できたのもありますが、自分一人の活躍ではない。周りの支えがあっての活躍でした」と謙虚な言葉で理由を語った。
プロで活躍する準備も整えている。10月から広陵の先輩である巨人・小林モデルのキャッチャー道具を使用。ミットは通常よりやや小さめで「使いやすい?はい。誠司さん(小林)に近づきたいと思って」と目を輝かせた。
ドラフト1位として自覚も十分だ。「ピッチャーが多いと聞いているので、私生活でもリードして引っ張りたい」とキッパリ。日本ハム・清宮、ロッテ・安田ら、日本代表で共に世界と戦った同期にも負けるつもりはない。「一度同じユニホームを着て戦った仲間。いいライバルとして見ている」と力を込めた。怪物キャッチャーが、いよいよ鯉戦士として第一歩を踏み出す。