ドラ3・ケムナ 故郷・日南市観光大使に立候補 中崎先輩と活性化目指す
広島が13日、広島市内のホテルで新人9選手の入団発表会見を行った。
ドラフト3位のケムナ・ブラッド誠投手(22)=日本文理大=が13日、カープのキャンプ地でもある故郷・日南市の観光大使に立候補した。インタビュアーから「日南学園出身の中崎投手にどんなことを聞きたいか?」と質問され、「日南市はすごく過疎化が進んでいるので、活性化していきましょうと言いたいです!」とユーモアたっぷりに返した。
会場はどっと沸き、緒方監督も大爆笑だ。右腕はハワイ生まれ、日南育ち。「大好き」と語る日南市の魅力は「ドライブするなら日南海岸。すごくきれいです。郷土料理もおいしい」とスラスラPR。最後は「日南にお金を落としてください!」と締めて笑わせた。
11月中旬には日南市役所を表敬訪問。崎田市長は不在だったが、「日南から全国、世界へ、ネームバリューを上げられるように」と手紙で激励された。同市もJR油津駅をカープカラーの真っ赤に塗り替える計画を進めるなど「日南=カープ」をアピールしている。
プロでの目標は胴上げ投手。まずは得意のトークで沸かせたケムナは「大きな夢を語れるように成績を残したい。プレーで恩返ししたい」と力を込めた。日南高校の先輩・鬼塚ちひろの「月光」も歌うという右腕が、日南市の救世主を目指す。