坂倉 長打力UPで飛躍だ 体重87→90キロ増量で力強いスイング身につける

 来年の干支の犬の絵を披露する坂倉。左は長井、右はアドゥワ(撮影・吉澤敬太)
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 広島の坂倉将吾捕手(19)が16日、長打力アップをテーマに今オフの自主トレを行っていると明かした。広島市内でのトークショーに参加後、報道陣の取材に応えた。今季、ウエスタン・リーグで放った本塁打は1本。力強いスイングを身に付けて、来春キャンプに臨む。

 首脳陣の言葉がきっかけだという。坂倉は「秋キャンプで打撃コーチから『もう少し長打が欲しい』と言われた」と説明。ウエスタンでは99試合に出場して打率・298、1本塁打で、自身を中距離打者と分析する。パワーアップが次への課題だと受け取った。

 現在の体重は87キロ。筋力トレなどで90キロ近くまでの増量を目指す。スイングは秋季キャンプからの「力強く振ること」を継続中。「ホームランは狙っては打てない。でも、少しでも数が増えればいい」。どんな速球に対しても振り負けない打撃が理想だ。

 ルーキーイヤーは1軍でも3試合に出場し、プロ初安打を記録。ファーム日本選手権では、勝負強さを発揮して初の日本一に導く決勝3ランを放った。それでも自己採点は「40点くらい」と1年目を総括した。プロの世界で生き残り、戦っていくためには心技体の向上が不可欠。来年は同じ高卒捕手で長打力が魅力のドラフト1位・中村(広陵)が新加入する。課題と正面から向き合い、来春へ準備を整える。

 自主トレは広島で行う予定で「2月1日から勝負が始まる。しっかり動けるようにしたい」と闘志満々。トークショーでは、犬やスラィリーの絵を描いて会場を沸かせた若武者は、前を向いて表情を引き締めた。2年目の飛躍へ、歩みを進める。

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