松山&鈴木 MS砲が猛爆宣言! ハイレベル4番争い「2人で200打点」

 広島の来季4番候補である松山竜平外野手(32)と鈴木誠也外野手(23)が16日、呉市内で行われたトークショーに参加し、“4番トーク”を繰り広げた。松山は打点王のタイトル獲得を目標に掲げ、「2人で200打点」と数値設定した。“MS砲”がハイレベルな競争を繰り広げ、チームをリーグ3連覇、日本一へ導く。

 約400人のファンで埋め尽くされた会場が、この日一番の盛り上がりを見せた。話題が来季の4番争いへ及んだ時だ。松山と誠也はそれぞれ4番への率直な思いを口にした。

 松山「打ちたい気持ちはもちろんある。誠也と競争して、2人で切磋琢磨(せっさたくま)して奪い合いたい。戦術的にジグザグ(打線)で機能すれば、5番でもいいと思っています」

 鈴木「松山さんのバッティングを尊敬している。すごいと思っているので、勝てると思っていない。今年はチームの状況で打っただけで、僕が4番と思ったことはありません」

 松山ははっきりと、誠也は控えめな言葉に終始した。4番争いのライバルでも、2人でバチバチ競い合うという関係ではない。リーグ連覇を成し遂げた今季も、2人で重責を担った。

 誠也は4月中旬から4番を任され、8月後半に負傷離脱するまで115試合に出場し、打率・300、26本塁打、90打点の好成績をマークした。若き4番として、前半の快進撃を支えた。

 鈴木の離脱後は松山がどっしりと4番に定着。120試合に出場し、打率・326、14本塁打、77打点。勝負強い打撃で、シーズン佳境のラストスパートを支えた。

 来季も“MS砲”が4番争いの中心だ。12月上旬、緒方監督はV旅行で訪れたハワイで鈴木、松山、バティスタ、新井、エルドレッドの名前を挙げて、4番争いのゴングを鳴らした。

 指揮官が求めたのは勝負強さだ。「本塁打20本でも100打点挙げてくれればいい」。この言葉に呼応するように松山は「誠也とチームで打点王争いをしたい」と提案。目標は「2人で200打点」だ。タイトル獲得も視野に入れ、「そういう争いができたらチームの勝利に貢献できる。すべてはチームのためです」と言い切った。

 今オフ、松山は地元・鹿児島で土生らと自主トレを行う予定。誠也は右足の回復次第でソフトバンク・内川との合同自主トレを視野に入れる。来季の4番争いへ準備は着々。100打点コンビのバットがリーグ3連覇の原動力となる。

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