中崎、今年の漢字は「信」 球団初のリーグ3連覇へ誓った

 広島・中崎翔太投手(25)が4日、今年の漢字を「信」に定めた。球団開きとなったこの日、マツダスタジアムで自主トレ。守護神としてチームから信頼されるような結果を残すプロ8年目にすると誓った。球団初のリーグ3連覇、34年ぶりの日本一を狙う2018年。初詣で大吉を引いたという右腕は、ケガなくシーズンをフル回転する決意だ。

 新春の寒風が吹く、本拠地のグラウンド。中崎は塹江とキャッチボールなどで汗を流した。「(投げるのは)2日空けてたけど、投げた感じだといつもよりいい」。そううなずいた右腕は、今年の漢字を問われると「『信』です」と迷いなく答えた。

 「『信』念を持ってしっかり取り組んで。『信』用されるように結果を残す。チームメートやファンからも『信』頼されるように行動や言動で示していきたい」

 昨季は4月に腰を痛め約1カ月半離脱。抑えから外れたこともあり、10セーブに終わった。救援投手なら目指す場所は守護神。信頼され続けるためには、1年を通して活躍するしかない。

 帰省中の2日には鹿児島県霧島市の霧島神宮を参拝。2年連続で大吉を引いたが「2年連続でケガはしないように頑張ります」と、笑みの中に率直な思いをにじませた。今年こそ、初詣のおみくじをシーズンへの吉兆とする。

 3年連続で50試合以上に登板した。26歳になるシーズンもフル回転への覚悟はできている。目標登板数こそ掲げなかったが「ケガなく毎年60試合投げられれば、終わった時にすごい結果につながると思います」。球団史上初の3連覇、34年ぶりの日本一へ-。背番号21の新たな年が始まった。

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