堂林、大きくなって新井に恩返し レギュラー奪取へ体重3キロ増
広島・堂林翔太内野手(26)が5日、2年連続で弟子入りしている新井へ今季こそ恩返しすることを誓った。広島市内のトレーニングジム「アスリート」で自主トレを公開し、「恩返し?もちろん常に思ってますし、今年こそは結果で応えたい」と並々ならぬ思いを語った。
昨オフ弟子入りし、自主トレや護摩行をともに行ってきた。レギュラー取りへ覚悟を持って臨んだ昨季だったが44試合、打率・217。不完全燃焼に終わっただけに、今季こその思いは増す。今オフ再び志願し、ベテランのすべをさらに吸収している。
今季へ向けて体重はオフに入り約3キロ増量し、自己最高に近い92・5キロ。打撃や走塁に生かすために増やしているそうで、「増えれば増えるほどいい」と目標値は定めず、キャンプ中に調整していく。この日は140キロのノーマルスクワットなどで汗を流し「順調です」と充実の表情を見せた。
自主トレ公開前にはマツダスタジアムに隣接する室内練習場で合同トレ。自身の打撃に関して、新井に教えを請うた。言葉で表すことは「難しい」としたが「悪いところをはいでいったら自分が思ってることと新井さんが思ってることが一致した」とヒントもつかんだ。プロ9年目。正念場を迎える27歳のシーズンで、師への感謝を示してみせる。