新井、星野氏訃報に目を潤ませる
広島・新井貴浩内野手(40)が6日、マツダスタジアムを訪れ、楽天・星野仙一球団副会長(70)の急逝について「びっくりした。全然、知らなかった。信じられない。お世話になった方なのですごく残念でなりません」と言葉を失った。
最後に言葉を交わしたのは昨季の楽天とのオープン戦(明石)。「あいさつに行ったら『2000本おめでとう。よく頑張った』と声をかけてもらった。そのときが最後かな」としみじみと話した。
08年の北京五輪では4番を任された。当時は阪神の選手と阪神のSDという間柄。「自分もシーズン序盤は調子が良くて『オリンピック頼むぞ』と言われていた。今考えると、オリンピックで4番を打たせてもらったことは自分の野球人生の財産になった」と振り返り、「厳しさの中に愛情がある。優しい笑顔が忘れられません」と瞳を潤ませた。