緒方監督3連覇へライバルは阪神 昨季勝ち越し&10差付けても慢心なし
広島・緒方孝市監督(49)が18日、阪神を最大のライバルに挙げ、虎の新外国人ウィリン・ロサリオ内野手(28)に警戒マークを付けた。今年初の公の場となった大阪市内での「株式会社プロアスリート設立披露パーティー」に出席。壇上で「3連覇を目指す上で、タイガースは最大のライバル」と標的を定めた。
昨季は2位の猛虎に14勝10敗1分けで勝ち越し、10ゲーム差を付けた。しかし、慢心は全くない。中でも注視するのが新4番候補でもある新助っ人。「ロサリオが相当いい打者との情報が入っている」と話した。
ロサリオはメジャー71発の、右の長距離砲。打線の核として働けば、広島にとっても脅威となり得る存在だ。「足もあるし、打撃もいいと聞いています」。180センチ、100キロの巨体ながら昨季韓国では10盗塁。指揮官は走塁意識の高さも耳に入れており、攻略法を練っていく。
阪神を抑えた上で、交流戦についても「勝ち越さないとペナントは取れない」と改めて重要性を口にした。この日はオリックス・福良監督も出席しており「昨年もオリックスさんに3連勝させてもらったことが大きかった」と述懐。16年は同戦で鈴木の“神ってる”3試合連続決勝弾も生まれた。「今年も大事」と頂へ、気持ちを新たにした。