ジャクソン 3年連続60試合登板 球団初の偉業に意欲「体調は万全」
広島のジェイ・ジャクソン投手(30)が27日、球団史上初の3年連続60試合登板に意欲を示した。26日に再来日したばかりの助っ人右腕はこの日、快挙達成へ向けてマツダスタジアムで自主トレを敢行。今季もフル回転の活躍でチームを支え、リーグ3連覇に導く決意だ。
でっかい目標を掲げた。過去、広島の選手で3年連続60試合登板を成し遂げた選手は一人もいない。ジャクソンは「今年も60試合以上には投げたい。みんなで優勝して喜びを分かち合いたいんだ」と力を込めた。
米国ではメジャーリーガーも通う「フロリダベースボールランチ」という施設でトレーニングを行ってきた。16年に67試合、17年は60試合に投げ、2年連続で大台を突破。それだけに“勤続疲労”が心配されるが「体調は万全だ。疲労感はない」と言い切った。
ソフトバンクのサファテを手本にする。鷹の守護神は昨季まで4年連続で60試合以上に投げている。見習うべき点はその「安定感」。ジャクソンは昨季、調子を落として一時期セットアッパーから外れた。オープン戦や交流戦でサファテと再会する際には、調子の波を小さくする術などを聞くことも考えている。
この日は新外国人のカンポスとキャッチボールなど約2時間、体を動かした。「ベストを尽くすだけ」。新戦力右腕とは15年にパドレス3Aでチームメートだった。4つの外国人枠を争うライバルとなるが、平常心で臨む。
ジャクソンと同様に、今村も3年連続の60試合登板に王手をかけている。勝利の方程式メンバー2人が登板数を重ねれば、それだけ勝利に近づく。鉄壁の救援陣を形成して、勝利をつかみ取る。