赤松、胃がんから復活目指し全練習メニュー消化「達成感がある」
「広島2軍春季キャンプ」(1日、岩国)
胃がんからの復活を目指す広島・赤松真人外野手が1日、キズナスタジアムで始まった2軍の春季キャンプに参加。全練習メニューを消化した。
外野のノックでは、大きな声を出しながらドラフト4位・永井(二松学舎大付)らとともに、はつらつと白球を追った。廿日市市の大野練習場に場所を移して行われた午後からの打撃練習でもバットを振り込み、最後は志願してフリー打撃に参加した。
約6時間の練習。チームに合流し、すべてのメニューを消化するのは、昨年1月の手術後以降は初めてだ。「みんなとできて達成感がある。ユニホームを着てスパイクを履いてやって疲労感は違う。あしたになってどう感じるか。体力も技術も感覚も上げていかないといけない」と充実感をにじませながら言葉を紡いだ。
水本2軍監督は「ホッとしている。動けている感覚があったので、うれしかった」と目尻を下げた。今後については「毎日、話をしながらやっていくことを決めていきたい。プラスになることは何でも手伝う」と話した。