大瀬良イイネ!安仁屋臨時Cベタ褒め カープ先発陣に愛のゲキも
「広島春季キャンプ」(6日、日南)
広島の臨時投手コーチを務める安仁屋宗八氏(73)が6日、日南キャンプに合流。フリー打撃に登板した大瀬良大地投手(26)を絶賛した。また、先発陣には「年間200イニング、年間5完投」のノルマを厳命。優しさと厳しさを併せ持つ安仁屋コーチは24日まで指導する。
チーム合流初日から、厳しくも温かい“安仁屋節”は全開だった。まずは今キャンプ初のフリー打撃に登板した大瀬良を絶賛。「すばらしいピッチングをした!(打者が)真っすぐを待っていても空振りを取れていた。カーブのキレも良かった」と褒めちぎった。
それほどまでに大瀬良の球は抜群だった。安部に21球を投げて安打性は5本、メヒアには24球で安打性は2本。カーブ、スライダー、カットボールなどの変化球も確認。バットをへし折るシーンもあり、大瀬良自身も納得顔だ。
「直球中心に打者がどういう反応をするか見たかった。直球であれだけ空振りが取れていたし、差し込んだ打球も多かった。ここまで順調に来ています」
安仁屋臨時投手コーチは大瀬良を含めた先発陣に厳しいノルマを課した。ジョンソン、野村、薮田、岡田の名前を挙げ「最低、年間200イニングを投げてほしい。昔の人ができて、今の子ができないはずがない」ときっぱり。「中継ぎと抑えの負担を減らせるように、先発陣には完投を目指してほしい」と熱く語った。
安仁屋コーチのモットーは「笑顔があればきつい練習にも耐えられる」。臨時コーチを務めた過去2年はリーグ制覇。悲願の日本一へ、チームを手助けする。