誠也世代の高橋大、一発で1軍昇格「沖縄に行くにはラストチャンス」

2回、左越えに3ランを放ち、美間(左)、下水流(右)とタッチを交わす高橋大
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 「広島紅白戦、紅組5-3白組」(12日、天福球場)

 鈴木誠也世代の入団6年目・高橋大樹外野手が本塁打を放ち、13日からの1軍昇格を勝ち取った。

 この日、行われた紅白戦に2軍から参加。「7番・右翼」で出場すると、二回無死一、二塁の第1打席で中村祐の直球を左翼席に運んだ。値千金の3ラン。「追い込まれていたので三振だけはしないようにと思っていた。甘い球がきたので、きっちり打てたのは良かった」と白い歯をこぼした。

 春季キャンプは2軍スタートで迎え、千載一遇のチャンスに燃えていた。「沖縄に行くには、これがラストチャンスだと思っていた。何でもいいので良い当たりを打ちたいと思っていた」。四回の第2打席では、フルカウントから四球。このときは打ち気を抑え、きっちり見極めたことも評価を上げた。

 「2軍の士気も上がる。結果を出せば1軍に上がれる」と迎打撃コーチ。チーム全体を活性化させる一打にもなった。

 高橋大は2012年度ドラフト1位で龍谷大平安から入団。同期には1軍キャンプ参加の鈴木、美間がいる。

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