大瀬良、収穫と課題 直球の威力抜群も…

 「オープン戦、巨人(降雨ノーゲーム)広島」(25日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 今年初めての対外試合のマウンドで、収穫と課題を見つけた。広島・大瀬良大地投手(26)が25日、巨人とのオープン戦に先発。二回2死一塁で突然のスコールに見舞われノーゲームとなったが、そこまでは2安打1失点、3奪三振。「いいものも出たし課題も出た。持ち帰って、いいものにしていかないと」と振り返った。

 収穫は最速149キロを計測した直球だ。初回、先頭の坂本勇をファウル2球で追い込むと、3球目146キロで空振り三振。吉川尚も147キロで見逃し三振に仕留めた。2者連続三振に「真っすぐは良かった。坂本さんを詰まらせることもできていた」とうなずいた。

 一方で、ゲレーロには真ん中に入ったカットボールを左中間席へ運ばれるなど、変化球の精度に課題を残した。捕手の会沢からも「ボール自体は良かった。あとは高さや変化球の細かいところ」と指摘され、すぐにブルペンで21球。反省点の変化球の修正に努めた。

 それでもダイナミックな新フォームから繰り出す力強い球は、剛腕復活を期待させる。緒方監督も「全然、問題ないね。今年は球に力がある」と絶賛。続けて「かなり期待している」と力を込めた。

 過去2年はキャンプ途中に離脱。ブルペンで投げ込みができず、シーズンに響いたこともあった。確かな手応えと共に、3年ぶりにキャンプを完走する。

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