船越 逆転開幕1軍つかむ 猛打でアピール!内外野できる第3捕手もあるぞ
広島・船越涼太捕手(24)が15日、マツダスタジアムで行われた1軍全体練習に、庄司隼人内野手(26)とともに合流した。2軍では打撃好調で、本職以外の内外野にも昨秋から挑戦している3年目。巡ってきた好機を生かし、逆転開幕1軍の切符を目指す。
熱い思いを胸に、本拠地のグラウンドで精力的に汗を流した。開幕が約2週間後に近づく中での1軍昇格。逆転での生き残りへ向けて船越は「(調子は)いい感じです。この時期に呼ばれたのは、自分にとってチャンス」とみなぎる闘志を言葉に込めた。
結果を残し、好機をつかんだ。2軍では13日の四国ILp・愛媛との練習試合で一発をマークするなど打撃好調。「諦めないで、強く振り切ることをやり続けていた」。春季キャンプ中は2月11日の1軍紅白戦に招集されたが、3打数無安打とアピールに失敗。それでも不屈の精神で再び1軍にたどり着いた。
出場機会の幅を広げるため、昨秋から内外野にも挑戦。現在は捕手以外に右翼や左翼、三塁をこなしており、「どこでチャンスがあるか分からない。機会があれば結果を出せるように」と虎視眈々(たんたん)とアピールの場を待つ。
捕手としては現在1軍にいる石原、会沢、坂倉の3人から2人制になれば、内外野もできる第3捕手としての道が開ける可能性もある。開幕1軍切符をつかみ取るためには、打ちまくることが絶対条件。「結果を出すしかないけど、それにとらわれないように自分のやることに集中したい」。存在感を示し、一気にまくってみせる。