中村恭 五回途中KO 2年ぶり白星ならず「試合を作れず悔しい」

5回阪神1死満塁、広島・中村恭平は阪神・大山悠輔に押しだし四球を与え降板する=甲子園(撮影・山口登)
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 「阪神-広島」(11日、甲子園球場)

 広島先発・中村恭が4回1/3を4安打4失点で降板した。

 2016年7月24日の阪神戦(マツダ)で先発して以来の1軍マウンドとなったが、初回に糸井に左中間へタイムリー二塁打を浴びて先取点を許すと、五回は1死から安打と2四球で満塁のピンチを招き、大山に押し出し四球を与えたところで交代を告げられた。

 「四回まではストレートの走りも悪くなかったし、カーブとシュートも有効に使えて自分のピッチングをすることができた。ただ五回に入り変化球でカウントが取れず、慎重になってコースを狙いすぎたため無駄な四球を出したことが反省点です。試合を作れず悔しい」と中村恭。

 プロ8年目の29歳。昨年2月にグラビアアイドルの清水ゆう子と結婚したが、昨季は1軍登板はなし。さらにドラフト1位の中村奨の加入により、背番号「22」を明け渡し、今季から「64」を付けている。危機感を胸に阪神打線に立ち向かったが、16年5月29日のDeNA戦(横浜)以来となる白星を手にすることはできなかった。

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