中村恭2軍落ち 2年ぶり1軍も…4失点KO「試合作れず悔しい」

 「阪神4-1広島」(11日、甲子園球場)

 約2年ぶりの1軍マウンドは苦い結果に終わった。先発の広島・中村恭平投手(29)は4回1/3を4安打4失点で降板。わずか1試合で2軍落ちが決まり「試合を作れず悔しい」と肩を落とした。

 16年7月24日・阪神戦(マツダ)で先発して以来の1軍登板。初回に糸井に左中間へ適時二塁打を浴びると、五回は1死から安打と2四球で満塁のピンチを招き、大山に押し出し四球を与えたところで交代を告げられた。

 「直球の走りも悪くなかったし、カーブとシュートも有効に使えて自分の投球ができていたが、五回はバテてしまった。変化球でカウントを取れず、無駄な四球を与えた」と反省の言葉を口にした。

 プロ8年目の29歳。昨年2月に結婚したが、昨季は1軍登板はなし。ドラフト1位・中村奨(広陵)の加入により、背番号「22」も明け渡し、今季から「64」をつけている。危機感を胸にマウンドに上がったが、16年5月29日・DeNA戦(横浜)以来の白星は手にできなかった。

 前日10日に8四球を与えて5回1/3で降板した薮田に続き、中村恭も与四球6。連夜の先発陣の乱調に畝投手コーチも「そこ(先発)に頑張ってもわらないといけないのだが…」と頭が痛い様子。中継ぎ陣の負担も大きくなっており、開幕11試合で早くも台所事情は厳しさを増している。

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