広島奪首へ!誠也24日にもスタメン復帰 右足首骨折した因縁の地で有言実行弾!
広島・鈴木誠也外野手(23)が早ければ24日・DeNA戦で先発復帰する可能性が23日、浮上した。高信二ヘッドコーチ(51)が3連戦中のスタメンについて「ないことはない」と説明。右足首を骨折した昨年8月23日以来の横浜スタジアム。3連敗で迎える首位攻防戦で若き主砲が本格復帰すれば、首位奪回への追い風となる。
チームに光が差し込む。0・5差で追う首位・DeNAと敵地で戦う3連戦。下半身の張りが癒え、18日に1軍昇格していた鈴木が、早ければ24日の初戦でスタメンに名を連ねる可能性が出てきた。
昇格後は内野安打を放った19日・ヤクルト戦以降、4試合連続で代打出場中。守備に就くことはなかったが、3連戦中の先発復帰について高ヘッドコーチは「ないことはない。だいぶ足の状態も良くなっているのでね」と明かした。実現すれば開幕2戦目の3月31日・中日戦以来の先発となる。
鈴木が欠場した1日から右翼の先発は定まらず、下水流や野間らが日替わりで担ってきた。だが、若き主砲が定位置で復帰すれば、大きくプラスに傾くのは間違いない。また、自身にとって横浜スタジアムは昨年8月23日に右足首を骨折した舞台でもある。
昨年11月に行われたNPBアワーズ。ベストナイン表彰での壇上で、骨折からの復帰途上だった鈴木は「たくさんの方が頑張れと言ってくれている。そのファンのためにも横浜スタジアムのライトスタンドにぶち込みたい」と意気込み、DeNAの主砲・筒香も「マツダスタジアムのライトスタンドにぶち込みたい」と応戦していた。
実際に筒香は8日のマツダスタジアムで宣言通りの右越え1号ソロを含む2打席連続本塁打を放つなど、現在リーグトップタイの5本塁打と持ち味を発揮している。“舌戦”から5カ月。今度は鈴木が横浜の空にアーチをかける番だ。
チームは22日までの中日戦で今季初の同一カード3連敗を喫した。さらにDeNAには昨季のCSファイナルで敗れ、8月の敵地では3試合連続サヨナラ負けを喫するなどの苦汁をなめた。本拠地での今季最初のカードでも負け越しただけに、リベンジへの思いは強い。流れを引き寄せるためにも、鈴木が本格復帰すれば大きな強みとなる。