中継ぎ陣が崩壊 今村被弾…一岡も逆転許す 緒方監督「自分の継投ミス」

 7回、平田(手前)に2ランを浴びる今村(中央)=撮影・飯室逸平
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 「広島7-8中日」(27日、マツダスタジアム)

 大きなため息が満員の球場全体を包んだ。7-5の八回1死満塁。ビシエドの打球が右中間を真っ二つに破っていった。逆転を許す走者一掃の3点適時二塁打。必勝リレーを打ち砕かれて喫した黒星。広島・緒方孝市監督は「自分の継投ミス」と言葉をつむいだ。

 八回、マウンドに上がったのは一岡だった。先頭の代打・亀沢に遊撃内野安打を許すと、1死後、大島、アルモンテにも安打を浴び全ての塁を埋められた。一岡は「踏ん張らないといけなかった。(状況に)しっかり対応をしていかないと」と悔しさを言葉に変えた。

 リードしている展開だけに、セットアッパーのジャクソンが登板するかに思われた。だが助っ人は前日27日に29球を投げていた。一岡は5-5の七回から肩をつくっており、チームはそのまま右腕に八回を託した格好だ。

 誤算は一岡だけではない。九里が2点を奪われ5-3となった七回1死一塁で降板。今村が後を継いだが、交代直後に平田に同点の右越え2ランを浴びた。前回19日の登板から中7日。間隔が空く難しさがあったものの「抑えないといけなかった」と言い訳はしなかった。

 「切り替えてやってほしい」と畝投手コーチ。29日からは交流戦が始まる。悪い流れを立ちきり再スタートを切りたい。

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