西川、三塁もぎ取る 再昇格後・385!日本ハム3連戦スタメン濃厚
広島の西川龍馬内野手(23)が4日、平常心で三塁定着を狙う考えを示した。1軍に再昇格した5月25日以降は26打数10安打、打率・385と調子は尻上がりだ。5日からの日本ハム3連戦はすべて右投手が先発する見込み。スタメン出場が濃厚で、このままポジションを勝ち取るチャンスだ。
西川にとって、三塁の定位置を勝ち取る絶好機が訪れている。5月27日の中日戦(マツダ)以降、7試合連続で先発出場中。結果を残し続ければ、自然とレギュラー定着につながるだけに「まずは自分のできることをしっかりとやりたい」と静かに意気込んだ。
3、4月は15試合に出場し、打率・118。「バットに当たる気がしない」と漏らしたこともあった。復調のきっかけは5月2日の出場選手登録抹消だった。2軍で数多くの打席を重ねたことで、試行錯誤しながらフォームや感覚を取り戻した。その結果、ファーストストライクから積極的に振っていけるようになった。
「めちゃくちゃ良いというわけではない。でも下(2軍)でやってきたことがある程度できている」と手応えを口にする。それでも東出打撃コーチは「右足に体重を乗せて打てるようになった」と技術的な改善点を指摘。さらに「打てないと下に落ちる。必死にやっている」とメンタル面での変化を評価した。
安部が調子を落としている。日本ハム3連戦はマルティネス、上沢ら右の好投手が先発してくる予定。内容と結果が伴えば大きな自信になり、首脳陣へのアピールにもなる。
「意識せず、どんな投手でもやってきたことを変えずにやりたい」と西川。自然体でグラウンドに立ち、安打を積み重ねる。