頼れる勝利の方程式 今村&ジャクソン&中崎で盤石0封リレー
「交流戦、広島3-0楽天」(10日、マツダスタジアム)
勝利の方程式が盤石リレーで同一カード3連勝を呼び込んだ。今3連戦は計1失点で、今村猛投手、ジェイ・ジャクソン投手、中崎翔太投手の3人に限れば計7回無失点。喫緊の課題だったチームの投壊を止め、広島・緒方孝市監督は「先発投手がゲームを作ってくれて、中継ぎもしっかり仕事をしてくれてね」と目を細めた。
まずは今村だ。0-0の七回に2番手で登板し、2死から茂木に左中間二塁打を浴びたが、銀次を二ゴロに封じた。「0点に抑えられればと上がった。チームが勝ったので良かった」。直後の決勝点を引き寄せ、自身の2勝目を記録した。
3点リードの八回に登板したジャクソンも難なく3人斬り。最終回のマウンドには守護神・中崎がマウンドに上がった。1死二塁のピンチを招いたが、後続を抑え歓喜の輪へといざなった。3連投も苦にせず「疲れ?特にはなかった。しっかりゼロでいけたのは良かった」。17セーブ目でリーグ単独トップにも躍り出た。
楽天戦前の交流戦3カードは、8試合のうち6戦で7失点以上。一時は12球団ワーストの交流戦防御率だったが立て直した。今3連戦での投手陣を畝投手コーチは「低めに集めていた」と評価し、「その意識をずっと持ってくれれば」と期待した。強固な方程式とともに生んだ流れを12日・オリックス戦からもつなげていく。