フランスア、愛妻来日まで1軍残る 再度の好機!ローテ定着にヤル気!
広島のヘロニモ・フランスア投手(24)が11日、今月下旬に予定されている妻サンドラ・バルデスさんの来日まで1軍に生き残る決意を示した。14日・オリックス戦(京セラ)でプロ2度目の先発予定。マツダスタジアムに隣接する室内練習場で行われた投手指名練習に参加し、登板に備えた。プロ初勝利とともに、愛妻の来日後もローテ定着を狙う。
再び巡ってきた好機を生かすことだけを見据え、フランスアは汗を流した。先発予定の14日・オリックス戦に向けて、キャッチボールやダッシュなどで調整。左腕は充実の表情を浮かべ、ローテ定着への強い意気込みを示した。
「次回は先発に向けてのアピールの気持ちは強いです。次に向けていい準備ができている」
プロ初登板初先発となった5月26日・中日戦は4回を5安打3失点で初黒星。翌日に降格した2軍では、緒方監督から指摘された球の高さやツーシームの精度向上を意識してきた。6日に再昇格すると、7日・日本ハム戦で三回途中から登板し、4回2/3を1安打1失点。結果を残して、先発のチャンスをゲットした。
生き残りへの熱い思いもある。今月下旬、16年に結婚したサンドラさんが来日予定。「その時にもちろん1軍として僕が残っているのがベスト。いろんなところに連れて行きたいし、試合を見に来ることもできるからね」。そのためにも求められるのは快投だ。
舞台は自身初体験のドーム球場。「ドームの方が(球が)速く見えると思うから、楽な投球ができるかもしれない。涼しいのもいいと思う」と好印象を抱き、マウンドに上がる。チームのため、自身のため、そして愛妻のためにも、魂を込めて腕を振る。