新井、一塁スタメン「しっかり準備」バティ、エルド不在…安部不振で期待大!

 広島・新井貴浩内野手(41)と野間峻祥外野手(25)が11日、交流戦残り7試合へ気合を入れ直した。新井は12日からのオリックス、ソフトバンクとのビジター6連戦は一塁でのスタメン出場が有力。ここまで打撃好調の野間は交流戦「日本生命賞」(優秀選手賞)に無欲で挑む。リーグ連覇した過去2年は鈴木、丸が同賞を受賞。縁起のいいタイトル獲得でリーグ3連覇へ弾みを付ける。

 緒方監督が「ペナントレースを大きく左右する」と言った交流戦も残り7試合となった。広島は11試合を消化し、6勝5敗。指揮官が掲げた「勝率5割」をクリアし、セ・リーグ首位をがっちりキープしている。12日からはオリックス、ソフトバンクとビジターで6連戦。キーマンとなるのがベテラン新井だ。

 「来週は頼むぞ!」

 10日の練習中、指揮官から声を掛けられた新井は「ハイ!」と声を張り上げた。京セラドーム、ヤフオクドームでは好調の松山が左翼に回り、新井は一塁でのスタメン出場が有力だ。プロ20年目、百戦錬磨のベテランは「DHの経験もあるし、(一塁でも)どちらでもいい。いつも通り、言われたところでしっかりと準備したい」とどっしりと構える。

 新井と同じく一塁やDHでの出場が期待されていたバティスタ、エルドレッドの両助っ人は2軍調整中。相手先発が右投手の時に一塁を守る安部も不振が続く。勝負強い新井の打撃に懸かる期待は大きい。「(投手の)右左関係なく、代打でも1番手の選手」と緒方監督の信頼も絶大だ。

 もう一人のキーマンは急成長中の野間だ。ここまで交流戦全11試合に出場し、打率・372、1本塁打、8打点。7日・日本ハム戦ではプロ初のサヨナラ打を放った。インパクトの強い活躍を続け、セ・パ両リーグの選手の中から1人ずつ選出される「日本生命賞」の可能性も出てきた。

 「100万円!?あまり考えずにやります。一打席一打席、その中で結果を残せたら」

 賞金100万円に目がくらむことはない。額の大きさに驚きつつも無欲を強調した。ただ、同タイトルは広島にとって縁起のいい賞だ。リーグ連覇した最近2年は鈴木(16年)、丸(17年)が受賞しており、3連覇へ弾みを付けたいところだ。

 チームは3連勝中で交流戦1位のヤクルトまで3ゲーム差。同一リーグの対戦はないとはいえ、2位のソフトバンクを叩けば、球団初の交流戦最高勝率も視界に入ってくる。普段から新井が野間をいじり、チームに明るい雰囲気を生んでいる。ムードメーカー2人の活躍でロングスパートだ。

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